場合によっては、通常のテキストではなく、特殊な形式を有したデータ(数字や URI など)を扱い場合があるかも知れません。
実際にデータの所在を明示するためには data
要素もしくは value
要素を用いますが、そのためには、予め子孫要素(もしくは data
要素自身)で、 datatypeLibrary
属性により、使用すべきライブラリを明示する必要があります。
datatypeLibrary
属性が先祖に亙って全く明示されていない場合、 datatypeLibrary=""
が暗示されていると見倣されます。これは、 RELAX NG 由来のデータ型ライブラリを示しています。このライブラリでは、 string
型と token
型が使えます(実際にはあまり役に立ちませんが)。
datatypeLibrary
属性の値は、子孫に継承されます。子孫要素で違う値が明示された場合は、その値が上書きされます。datatypeLibrary
属性の値は継承されません(ns
属性は継承される)。参照先のファイル内で datatypeLibrary
属性の値が明示されている場合は、その値が適用されます。大文字小文字の違いには注意する必要があるかも知れません。 dataTypeLibrary ではありません。
data 要素もしくは param 要素の項を参照してください。