WinIE 5.x の XML 実装状況

XSLT の実装

ドラフト仕様

当時のドラフト仕様に基づいた、独自の XSLT を実装しています。デフォルトの状態では、現仕様に基づいた XSLT を解釈出来ません 。

MSXML(Version 3 以上)を別途インストールすることで、この不具合は解消されます。

その他

パージングの不具合

DTD 内に名前空間接頭辞が存在する要素/属性名が存在すると、「未定義の名前空間が存在する」というエラーを表示します。以下に、その一例を示します。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE html [
 <!ELEMENT html (html:p)*>
 <!ATTLIST html 
    xmlns      %URI;      #FIXED 'http://www.w3.org/1999/xhtml'
    xmlns:html %URI;      #FIXED 'http://www.w3.org/1999/xhtml' >
 <!ELEMENT html:p EMPTY>
]>
<html><html:p/></html>

接頭辞が存在する要素に、属性宣言で名前空間宣言属性 (xmlns:xx) を設定させることで、この不具合を回避出来ます(「マーク付けノート」の石川様の協力を頂きました)。また、上記の要素が複数存在する場合は、すべての要素に対して宣言を施す必要があります。以下に、その一例を示します。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE html [
 <!ELEMENT html (html:p | html:q)*>
 <!ATTLIST html 
    xmlns      %URI;      #FIXED 'http://www.w3.org/1999/xhtml'
    xmlns:html %URI;      #FIXED 'http://www.w3.org/1999/xhtml' >
 <!ELEMENT html:p EMPTY>
 <!ATTLIST html:p 
    xmlns:html %URI;      #FIXED 'http://www.w3.org/1999/xhtml'>
 <!ELEMENT html:q EMPTY>
 <!ATTLIST html:q 
    xmlns:html %URI;      #FIXED 'http://www.w3.org/1999/xhtml'>
]>
<html><html:p/><html:q/></html>

スタイルシート適用時の不具合

下記のいずれの不具合も、 WinIE 6.0 では解消されています。

xml-stylesheet 処理命令に関する不具合

CSS 適用の不具合