Opera 6.x では、 Mozilla と同機能の XML パーザを搭載しています。そのため、外部 DTD の検証までは行いませんし、外部 DTD に記述された実体参照の解釈も行いません。
xml-stylesheet
処理命令によって CSS によるスタイル設定を取り込めます。しかし、接頭辞が存在する要素にスタイルを適用させようとしても、うまくいきません。http://www.w3.org/1999/xhtml
の名前空間を有する要素は、 XHTML の要素として見倣されます。逆に、 html:
のような「もっともらしい」接頭辞であっても、名前空間が XHTML のものと違う場合は、 XHTML の要素としては認識されません(これは正しい挙動です)。application/xhtml+xml
の MIME 型を正しく認識します。ただし、若干の不具合が存在します(詳しくは後述)。application/xhtml+xml
の文書に xml-stylesheet
処理命令でスタイルを適用させようとすると、たまにスタイルが全く適用されなくなることがあります。再読み込みすると、何故か直ります。application/xhtml+xml
の文書においてフォームを使うと、一部情報が欠落することがあります。原因は不明。MIME 型と拡張子の関聯附けで、 application/xhtml+xml
の設定を追加しておくと、ローカル環境で XHTML 文書を application/xhtml+xml
の文書として閲覧することが出来ます。以下のように設定を行うと良いでしょう。
application/xhtml+xml
、 File extensions に xhtml,xht
を入力。 Action メニューでは、「Open with Opera」 を選択。あとは OK を押せば、ちゃんと反映されるはずです。ただ私の経験からして、Opera を再起動しないと、開いてもソースが表示されるだけになってしまうようなので、設定後は一旦 Opera を閉じ、再び立ち上げた方がベターです。
Windows ならば、 .xhtml,xht の文書を Opera で開けるように設定すれば、尚よろしいでしょう。MSIE では html: 接頭辞の無い要素は全て XHTML の要素としては認識されないため、レンダリングが意図通りであることを確認する意味でも、 XHTML を正しく認識する Opera を用いるのはごく自然な方法であると言えます。
<![CDATA[ ... ]]>
は、正しく認識されます。