grammar 要素の子要素として記述することは出来ません。notAllowed 要素を含んだ各種パターン要素 (choice など)の振舞いには、注意が必要です。詳しくは後述します。パターン中に記述された(もしくは参照先のマクロに含まれた) notAllowed 要素は、親要素に対して著しい影響を及ぼします。
choice 要素の子要素の中に一つ以上の notAllowed 要素が含まれた場合、 notAllowed 要素は無視され、その他のパターンのみが適用されます。choice 要素の中に notAllowed 要素もしくは notAllowed 要素と見倣される記述 (notAllowed 要素を子要素に持つ interleave 要素など)のみが存在する場合、その choice 要素自体が、一つの notAllowed 要素と見倣されます。notAllowed 要素は、一つの notAllowed 要素と見倣されます。
notAllowed 要素が必然的に適用されるパターンでは、もとのパターンの効果は無視され、全て一つの notAllowed 要素に置き換わります。例えば、 notAllowed 要素を一つ以上子要素に有する attribute, group, interleave, oneOrMore 各要素がこれに相当します。zeroOrMore, optional 各要素の子要素に notAllowed 要素が存在していた場合、これらのパターン自体が単に無視されます (notAllowed 要素には置き換わりません)。except 要素の子要素の中に一つ以上の notAllowed 要素が含まれた場合、 except 要素そのものの効果が消えます。notAllowed 要素を一つ以上子要素に持つ element 要素では、要素宣言そのものが破毀されます (の筈ですが、うまく検証プログラムで処理出来ないこともあります)。