スターオーシャン2台詞集 レナ篇 その9
エルリア塔
入口
- レナ(先頭に進み出て)「ここが、エルリア…。
- クロード「ひどい、みんなの街がこんなに…。どうして、こんな建物が…?
- レナ(振り返って)「クロード?
ペンダントが光る。
- レナ「また、ペンダントが光り出したわ…!?
- クロード(!)「まさか、ソーサリーグローブに反応しているのか…?
- レナ「ダメだわ、ここでグズグズしてはいられない、先に進まないと!
門の前
カードを入れる。
- ドア「IDカード、認識しました。ドアを解錠します。
塔内部
- レナ「ガラスでできた戦士像だわ…。【3-し】と刻まれているわ。
兵士像・皇帝像・異国の服を着た像が存在する。
赤い障壁の前
- レナ「…柱に何かカードを差し込む穴があるわ。これ以上先へ進むのは無理ね。
- レナ「…柱に何かカードを差し込む穴があるわ。さっき手に入れたカードキーが使えそうね。
シンとの決戦
- レナ「あなたは…!
- シン「ふ…、まさか海に落ちて生きているとはな。運のいい奴らだ。
- レナ「みんなの仇よ! 覚悟しなさい!!
- シン「それはどうかな? ここから先には行かせぬ!! この塔が貴様達の墓標となるのだ!!
戦闘終了。
- シン「ぐ…。まさかここまで強くなっていようとは…。
シン、倒れる。
弾かれる扉
- レナ「び、びっくりした…。なんだったの? これ以上先には行けないみたいね。
妙な空間
クロードとしばしの別れ
- レナ「ここは…?
- クロード「何だか周りから見られているみたいだな。(レナを向いて)レナ、ペンダントは光っているかい?
- レナ「ううん、全然光ってないけど…。
二人、辺りを見回す。
- レナ「クロード、何か言った?
- クロード「ん?
- こち…ら…カル…ナス…。認識番号…クロード…ニー少尉…。
- クロード(! )「(通信機から!?)
- レナ「…クロード?
- クロード「なんだって!?
- レナ(クロードに向かって)「どうしたの、クロード?
- クロード「くそ、まずい! このままじゃ! (広場の中心に走って行く)
- レナ「クロード!?
- クロード「来ちゃだめだ! 巻き込まれる!
- レナ「何を言ってるの!?
- クロード「すぐに、すぐに戻ってくる!
クロード、光線の中に入る。
クロード、消滅する。
待ちぼうけのレナ
レナ、座って待つ。
- レナ「私一人で…。どうすればいいの…? (立ち上がって、首を振って)ううん。クロードはいつも私を助けに来てくれた。私を一人になんてしなかった。だいじょうぶ、ぜったい。
レナ、再び座って待つ。
- レナ(立ち上がって)「クロード、もういいでしょう! 出て来てよ! クロード!! 私を一人にしないで!
再び座り込む。
光が現れる。
クロード、戻って来る。
- レナ「クロード! クロード、どこに行ってたの?!
- クロード「心配かけて、ゴメン。
- レナ(駆け寄って)「どうして一人で勝手に行っちゃうのよ! いつもいつも、人の気持ちも知らないで!!
- クロード(汗)「ゴメン、本当に…。
- レナ(後ろを向いて)「もう、知らないから!!
- レナ・クロード(…)
- クロード(!)「…早くここを離れよう。
- レナ(振り向いて)「え?
- クロード「説明している暇はないんだ! 早く…このフロアから離れなきゃ!!
- レナ「わかった。行きましょう。
二人、離れる。クロードは通信機をフロアに残す。
- クロード「さあ、行こう。
- レナ「クロード、あれって…。
- クロード「ああ、通信機ね。それはもう…、必要のないものなんだ。
- レナ(…)
- クロード「レナ?
- レナ「おかえり…クロード。
- クロード「…ただいま、レナ。
二人、部屋を離れる。通信機だけが転送される。
中心部・ソーサリーグローブ
- クロード「ここは…一体!?
- レナ「あれが…、ソーサリーグローブ、なの?
何か光る。
十賢者との出会い
註;分かる範囲で、十賢者の名前を記すことに。
- レナ「きゃっ…!!
- クロード(レナを見て)「レナっ!
- ジョフィエル「動クナ…ソコデ、止マレ。
- ハニエル「なぜこの女がクォドラティック・キーを持っているのだ? 我々が核を作り結晶化をさせたキーは、一つだけのはずだが?
- レナ「何なの、あなたたち!?
ビームが放たれる。
- クロード「危ない!! (レナの楯になる)
- クロード(倒れて)「く…。
- レナ「クロード!
- ジョフィエル「動クナ、ト言ッタハズダ。我々ノ言葉ガ理解デキナイワケデハアルマイ。
- レナ「クロード、しっかりして! (傷を癒す)
- ミカエル「治癒の力だと? …テメエ、ネーデ人か!?
- クロード(!)
- レナ(?)「…ネーデ、ジン?
- クロード「一体、何を言っているんだ!? お前たちは何者だ!!
- サディケル「やれやれ。本当に、野蛮ですねえ、未開惑星の人間は。すぐにそうやって声を張り上げる。
- カマエル「いや…わしが見たところ、この少年はエクスペルの人間ではないぞ。おそらくは、地球人じゃろう。
- クロード(!)
- レナ(?)
- サディケル「それは失礼… ですが、なぜ地球人がこんな宇宙の果てに?
- カマエル「そんな事は知らん。
- レナ(?)「チキュウジン…? ウチュウ…? …クロード?
- クロード(…)
- カマエル「ふむ…分かるはずもないか。ならば教えてやろう。その少年はエクスペル人ではない。別の星の人間だと言う事じゃ。
- レナ(クロードを見て)「別の…星の人間?
- カマエル「そうじゃ。お前たちがただの光と思っている星々には 様々な生物が住んでおる。それは地球しかりエクスペルしかりじゃ。しかし、大した事ではあるまい? お主とて、われわれと同じ…ネーデ人なのだからな。
- レナ「ワタシ…、あなたたちと同じ、ネーデ…ジン?
- クロード「レナ、こいつらの言う事は聞くな! …お前たちの目的は何だ!? エルリアを滅ぼしたのもお前たちか!?
- メタトロン「我々の目的など、お前が知る必要はない。
- クロード「なにっ!?
- ミカエル「それに、もうオセエんだよ。既にこの星は、ネーデとの衝突コースに入っちまった! 目的を知った所で、オメエらにはどうにもできねぇ。
- クロード(!)
- レナ(?)「衝…突?
- クロード「どうしてそんな事を!? この星の破滅が目的なのか?
- ルシフェル「クク…ハハハ…ハーッハッハッ!
- クロード「何がおかしい!!
- ルシフェル「クククッ…下等生物らしい、浅はかな考えだと思ってな。こんな辺境の星一つ破滅させて何になる。これは、我等がネーデに戻るための手段の一つにすぎん。全ては我々が力を取り戻し、銀河宇宙を我が物にするための布石でしかないのだ。
- クロード「銀河征服だって!?
- ルシフェル「そうだ。貴様らのような虫けらには分からんだろうがな。
地響きが起きる。
- 二人(!)
- ガブリエル「そろそろ時間だ。間もなくこの星は、ネーデと衝突する。
- クロード「なぜだ? なぜ、お前たちはこの星を選んだ!?
- ガブリエル「この星が最もネーデとの周期軌道に接近する惑星だった。…それだけだ。
- カマエル「クォドラティック・スフィア…、お主たちの世界でソーサリーグローブと呼ばれておるものじゃが。あれを使って、惑星の軌道をずらしたのじゃよ。ネーデと衝突させるためにのう。
- メタトロン「しかしまさか、この星にクォドラティック・キーまであるとは思わなかった。おかげで、計画が100年は早まったよ。
- レナ「あなたたちがさっきから言っているクォドラティック・キーって 一体何なの!?
- サディケル「君たちが『エナジーストーン』て呼んでいる紋章石を結晶化した物だよ。君も首から下げてるじゃないか。
- レナ「これが、このペンダントが? でも、どうして…。
- ハニエル「ネーデ人である貴様が持っていても不思議ではあるまい。クォドラティック・キーを作ることができるのは、ネーデ人だけなのだからな。
- ミカエル「もういいだろう。どうせお前たちは、ここで死んじまうんだ。
- クロード(前に進み出て)「そうはさせない! お前たちを倒して、この馬鹿げた行いを止めてみせる!!
- ガブリエル「残念だが。我々を倒しても、もはやエクスペルの軌道は変わらない。
- クロード「そんなの、やってみなければ分からないさ!
- ルシフェル「バカなやつだ…おい、少し相手をしてやれ。
- ジョフィエル「ドウシテモ、死ニタイヨウダナ。
- ザフィケル「苦しまないように殺してやるのが、せめてもの情けか…。
- メタトロン「ここは私に任せて貰おうか。このような輩は、私一人で充分だ。我が名は十賢者が一人 メタトロン。我と相見えることを誇りに思うがいい!
戦闘中止。
- メタトロン「ふ…、なかなかやるな…。しかし、お遊びはこれまでだ。
- ガブリエル「ここまで来れば、後は我々の力でネーデまでテレポートできる。さらばだ、愚か者たちよ…。
エクスペル消滅!!
戦艦の中
- カーツマン「ロキニス…。
- ロキニス(…)「私は、10億もの人間と、クロードを…。自分の息子を、見捨ててしまった…。
- 仕官「しかし、今のは異常事態とは言え、自然現象でしたし…。(…)その、ご子息の事はともかくとして、仕方がない事だったんです。
- ロキニス「……。
- カーツマン「それに、この区域は未探査区域だった。今さら悔やんでも仕方がないだろう?
- ロキニス「カーツマン…。
- カーツマン「クロードは自分の意志で降りていった。あいつはもどって来た時からとっくに選んでいたんだ。
- ロキニス(…)
- カーツマン「そして、10億の人間を救う方法は俺たちにはなかった。絶滅があの惑星の運命だったんだ。
- ロキニス「くそ…。科学とは何て無力なんだ…。