スターオーシャン2台詞集 レナ篇 その6
ラクール武具大会
武具店
カウンターパンチ
- ダゴル「いらっしゃい、ラクール一番の武具店はウチだよっ!
- クロード「すみません、まだこのお店は大会の選手登録を受け付けていますか?
- ダゴル(!)「おっ、あんた登録希望なのかい? ウチは大歓迎だよ!
- レナ(!)「その前に、参加時の装備武具を見せてくれませんか?
- ダゴル「もちろんだとも。じっくり品定めをして決めてくれ。
ステータス画面が出て来る。登録を断る。
- クロード「すみません、一応他の店も回ってからまた来ます。
- ダゴル「そっか、じゃ、後でもどってくれる事を期待してるぜ。
ノックアウト
- フォルロング「ラクール武具大会常勝武具店の誇りにかけて、今年も勝って見せますぜ!
- フォルロング「おや、兄ちゃんは登録希望選手なのかい?
- クロード「そうなんです。
- フォルロング「ウチは常勝店だから、ケッコウいい武具は早い者勝ちで取られちゃったんだよね。残った武具で参加してもいいんならあるけど、どうするね? それでも上等もんだけどさ。
- レナ(…)「上等物かどうかは見て決めます。参加時の装備武具を見せてください。
- フォルロング「はいはい。ま、今の最強装備と言ったらこんなカンジだね。
ステータス画面が出て来る。登録を断る。
- フォルロング「ああ。他に気に入った店があったらそこでも構わんぜ。ウチはケッコウ戦士が登録してるからな。
スレイヤー
- エッダ「かくされた名品、マニアックな品揃えで一番わが店へようこそ!
- クロード「あの、ここでも武具大会の参加登録は行っているんですか?
- エッダ(ハート)「ええ、レアな品々を見に付けて戦う戦士の方を観たいですものねえ。
- クロード(汗)「はあ…。
- レナ(…)「この店に決めるか分からないけど、装備武具を一応見せてください。
- エッダ「ええ、もうじっくり見ていってちょうだい。
ステータス画面が出て来る。
- 登録を断った場合
- エッダ「まあ、この機会を逃すなんてもったいないわよ。ぜひもう一度いらしてね。
- 登録を表明した場合
- クロード「お姉さん、この店に決めました、登録させてください!
- エッダ(ハート)「さすが、レアな者に惹かれる人は分かるのねえ。
- クロード(汗)「僕はあとは何かする事はありますか?
- エッダ「ウフフ、大会当日に受付から、私の店の武具をもらって装備するのね。その時に必要なアイテムも全部渡される手はずになっているのよ。その時までは特にする事はないわね。
- エッダ(ハート)「ああ、レアな逸品にフレッシュな息と汗が飛ぶ…。なんて美しいの…。
武具大会参加バッジを手に入れた
ストレート
- ファストレド「武具の出来にかけてはわが店が最高! 後悔させませんよ、お客さん!
- クロード「すみません、僕は武具大会の選手登録を希望しているんですけど…。
- ファストレド(!)「えっ、アンタ選手なの?
- クロード(頭を掻いて)「見えませんか?
- ファストレド「いや、人は見かけによらないから、意外と強いのかも。いいさ、登録していきなよ。強い武具が揃っているから、少しくらい傷付いたって死にゃしないって!
- レナ(…)「武具は使う人の技量で大きく変化する物です。とにかく参加時の装備武具を見せてください。
- ファストレド「おそらく、全部具店中最強の装備なんじゃねえかな?
ステータス画面が出て来る。登録を断る。
- ファストレド「そうか? 変な店の変な武具をつかまされないように気を付けなよ。
広場にて
- クロード「これで僕は、正式に大会に参加した事になるわけだ。
- レナ「戦士にとったら真剣勝負の場のはずなのに、他の人にとったら国を挙げてのお祭りさわぎなのね。
- クロード(…)「それでもいいさ、楽しめる時があるなら、楽しんだ方がいいよ。
- レナ「クロード…。
- クロード(後ろを向いて)「それぞれの人にとって、目的は別であっていいと思うよ。無理に押し付ける必要はないさ。
- レナ(近附いて)「そうね…。じゃあ、私もムチャクチャはしゃいじゃおうかな!
- クロード(振り返って)「よし、大会当日までは大いに楽しもう! ウデを磨くもよし、はしゃぐもよし、好きに遊ぼう!
- レナ(!)「大会当日までは、ラクール王国内の宿屋を利用すればいいのよね?
- クロード(近附いて)「ああ、大会登録選手だって事を告げればタダになるし、当日寝坊する心配がないもんな。
- クロード「よし、今だけ遊んじゃおう!!
- レナ「ということで、今だけ遊んじゃおう!!
町から出る
- レナ「クロード、ラクールの宿屋で休んだほうがいいんじゃないかしら?
ホテル
フロントにて
- グランドホスト「ようこそ、わがラクールホテルへいらっしゃいました。
- クロード「すみません、僕たちは大会登録選手なんですが…。
- グランドホスト(!)「武具大会参加バッジをお持ちですね。では、お名前を挙げていただけますか。
- クロード「クロード・C・ケニーです。
- グランドホスト「クロード・C・ケニー様…と、ありました。大会では、がんばってくださいな。ただし、ここでお泊りになりますと、武具大会終了までは外へでることはできなくなりますが。やり残したことはありませんか?
選択肢「大丈夫です。大会にのぞめます。」を選ぶ。
- グランドホスト「ありがとうございます。お客様は、ルーム、ゲイツをご利用ください。
部屋の中
- レナ(俯いて)「ディアスは本当に出場するのかしら…。どの街でも見かけなかったけど…。
- レナ・クロード(…)
- レナ(言ったり来たりして)「時間って、待つ身になると、長く感じられるものなのね。
- クロード(近附いて)「レナの方がソワソワしていてどうするんだよ。参加するのは僕なんだからさ。
- レナ「そうね、私が落ち着かないのもおかしいわよね。
レナ、玄関に向かう。
- クロード「レナ?
- レナ「私がいるとクロードも落ち着かないでしょ? ちょっと町を散歩して来るだけだから。
部屋に入ろうとする
一人で城下町へ
外に出ようとする
鍛冶屋にて
- レナ(!)
- スフィア「お願いです。やっとおじいちゃんの剣ができあがったの。おじいちゃんの剣で大会に出場してください。
- 戦士「あん? お前のじいさんの店はどこなんだ?
- スフィア「ここです。このうちがおじいちゃんのお店なの。
- 戦士(汗)「おい、冗談はよせよ。どうみたってただのオンボロ小屋じゃねえか。
- スフィア「ちがうの、本当におじいちゃんのお店なの。
- 戦士「大人をからかうのもいい加減にしろよ。俺は大会の武具店を早く決めなきゃならないんでな。
戦士、去る。
レナが寄る。
- レナ「どうしたの? 何か困った事でもあったの?
- スフィア(!)「お姉ちゃん、だれか大会に参加する人を知りませんか?
- レナ(!)「大会に?
- スフィア「おじいちゃんの剣がやっとできあがったのに、だれもその剣を使って戦ってくれないんです。絶対おじいちゃんの剣は強いのに…。(汗)
- レナ「えーっと、お姉ちゃんの仲間で出場する人がいるんだけど、その人に頼んでみようか?
- スフィア(!)「本当に?
- レナ「でももう、お店決めちゃったんだあ…。
- スフィア「じゃあダメだよ、決めちゃった後は取り消せないんだもん。
- レナ(俯いて)「ごめんなさいね…。
- レナ(!)「だったら今からでも、あなたのおじいちゃんの剣を使ってくれる戦士を探しに行きましょうよ!
- スフィア(振り向いて)「どこに?
- レナ(…)戦士がたくさんいる所と言えば、やっぱり酒場しかないでしょう!
- スフィア(離れて・後ろ向いて)「おじいちゃんはあんな『ヤバン』な所に行くなって言ってたよ。
- レナ(汗)「うーん、まあ、お姉ちゃんがついてるから、少しはだいじょうぶよ!
- スフィア(振り向いて)「おじいちゃんの剣を使ってくれる人が見つかるかな?
- レナ(頷いて)もちろん!
- スフィア(ぐるり回って)「じゃあいっしょに行く!
- レナ(頷いて)「決定!
鍛冶屋の中
- ギャムジー「これスフィア、見知らぬ人に迷惑をかけちゃいかんといっておるじゃろう。
- スフィア「かけてないもんね、(レナを向いて)お姉ちゃん。
- レナ(頷いて)「ええ。
- ギャムジー「すみませんな、幼い孫のワガママに付き合ってもらって。
- レナ(首を振る)「いえ、そんな事ありません。(家の中を見回して)…。あの、立派な剣ですね。
- ギャムジー(!)「ほう、お嬢さんはこれらの剣に興味がおありですか?
- レナ(汗)「そんな、私なんか剣には全然素人ですから…。
- ギャムジー「素人も玄人も関係ありませんよ。うれしいですな。丹精込めて作った者を褒めていただけるとは。
- スフィア「おじいちゃんはね、立派な鍛冶屋さんなんだよ。
- レナ(?)「なのに、どうして看板を出していないんですか?
- ギャムジー(後ろを向いて)「老いた身に、数多くの剣は打てませんのでな。それにわしなんぞより優れた武具を作り出す人間は何人もいる。
- レナ(近附いて)「そんな事ないです! もっと自身を持ってください! こんなに素晴らしい剣を打っているじゃないですか!
- ギャムジー「じゃがこの剣で戦おうという者は一人もおらん…。やはりわしの腕も衰えたという事なのか…。
- レナ「…おじいさん…。
酒場
- レナ「いい? これだけ戦士の人たちがいるんだから、一人くらいはお店で登録していない人がいるはずよ。
- スフィア「なるべく強そうな人を選ぶんだね!
- レナ「だけど、こわそうな人はやめておきなさい。優しそうな人にするのよ。
- スフィア「うん、わかった!
- 店の外に出ようとする
- レナ「スフィアを置いて出るわけにはいかないものね。
- レナ(?・!)
- ディアス(!)「レナ、か?
- レナ「ディアス、どうしてここに…。
- ディアス「それならおどろく必要もないだろう。武具大会に出場すると言っていたのを聞かなかったのか?
- レナ「『紋章の森』の事件の時に?
- ディアス「そんな事もあったな。
- レナ「まだ少ししか経っていないわよ。それを忘れちゃったんなら、ディアスはよっぽどのおじいさんね。
- ディアス(!)「そんな事よりレナ、お前の方はまたケンカでもしたのか? 女の子が一人で飲みに来る場所じゃないぞ。
- レナ(赤・汗)「ちがうわよっ…!
- レナ(スフィアの方を見て)「スフィアのおじいさんの打った剣で、大会に出場してくれる戦士を探しているだけで…。
- ディアス(!)「剣だと?
スフィアが男達に絡まれる。
- スフィア「いやぁーっ!
- 戦士「おいおい、このガキ いい加減にしないとたたっ切るぞー?
- 戦士(怒)「俺たちの剣の腕が大した事ないなんて、ふざけた事ぬかすんじゃねえよ。
- スフィア「おじいちゃんの剣をバカにするからだいっ!!
- 戦士「そんななあ、ボケじいさんの作った剣なんか、ろくすっぽき切れやしねんだよ。
- ディアス「それは試してみないと分からないだろう?
- 戦士「!!!!!!!!!!! 誰だキサマ…。
ディアス、戦士たちに近附く。
- ディアス「ラクールの剣は確かに名品揃いだ。優れた逸品を、ラクールオブラクールと呼ぶだけの事はある。
- 戦士「へっ、アンタもそう思ってるんじゃねえか。
- ディアス「だが、長い間その名声に浸りすぎたな。最近の剣の出来は悪く、刃の輝きは曇るばかりだ。
- 戦士達(!)「なっ、なんだと!
- ディアス(後ろを向いて)「俺は全ての武具店を見て回ったが、目を留めた武具は一つもなかった。
- レナ(!)「ディアスは、まだ武具店の登録をしていなかったの?!
- 戦士「なんでい、キサマに剣を見定める目がないだけの話じゃねえか。
- ディアス(戦士に向き直る)「それは大会当日になれば分かるさ。お前の選んだ剣では俺には勝てまい。
- 戦士「へっ、そこまで言うなら、決着は観衆が見ている中でやろうじゃねえか!
- ディアス「楽しみにしていよう。レナ、お前たちも行くぞ。
- レナ・スフィア(汗)
酒場の外にて
- ディアス「まったく、酒場で酔っている戦士にケンカをふっかけるバカがあるか。
- スフィア「バカじゃないもん!
- ディアス(…)「おい、さっきお前のじいさんの剣がどうとか言っていたが、剣があるのか?
- スフィア「うん。ギャムジーおじいちゃんの剣は、誰にも負けない名剣だよ!
- ディアス(後ろを向いて)「ギャムジー…。
- レナ(?)「どうしたの、ディアス?
- ディアス(向き直って)「レナ、お前はこれ以上俺といっしょにいるな。一人でフラフラしてないで仲間の所に帰れ。
- レナ「どうしたの、突然?
- ディアス「また前みたいに、例の彼に怒り狂われるのはイヤなんでな。
- レナ(赤)「なによっ、それ…。
- ディアス「俺はこの子といっしょにそのじいさんの所に行ってみる。お前がいる必要はないだろう。
- レナ「そうかも知れない、けど…。
- ディアス「大会当日には例の彼は参加するのか?
- レナ「クロード? ええ、参加するわよ。
- ディアス(後ろを向いて)「伝言だ。『
必ず決勝戦まで勝ち残れ
』とな。
ディアス、スフィアと共に去る。
- レナ「ちょっと、ディアス。
- レナ「何よ、そうやっていつも、自分で勝手に進めてっちゃうんだから…。
酒場に入ろうとする
ホテルに戻る
- グランドホスト(!)「お客様、何となくお顔の色がすぐれませんが?
- レナ「だいじょうぶです、部屋にもどればよくなりますから…。
その後
ディアスと偶然会った事は誰にもバレなかった。もちろん、クロードにも…。それから町でディアスを何気なく探してみたけれど、当日まで会う事はなかった…。
武具大会 当日
レナの日記より
- レナ「とうとう、ラクール武具大会当日がやってきた。町は熱狂に包まれ、興奮する人々にあふれていた。
- レナ「参加する戦士たちはぞくぞくとラクール城に集まっていた。そのなかにディアスもいることだろう。そして、クロードは…。
ホテルの中
- クロード「僕の準備は整ったよ。さっそくラクール城に行こうか。
- レナ(寄って)「クロード、今はまだ色々考える必要はないと思うわよ。
- クロード「だいじょうぶだよ、今日の僕は落ち着いているから。
- レナ「…本当?
- クロード「心配しないで。何だか今日の僕は、優勝さえできそうな気がするんだから。
城下町から外に出る
- レナ「クロードが間に合わなくなっちゃうから、町の外に出る場合じゃないわね。
闘技場受付
- クロード「すみません、大会参加者なんですけど…。
- 兵士「はい、お名前は?
- クロード「クロード・C・ケニーです。
- 兵士(!)「クロードさん、ですね。では、こちらでいったん全ての武具、アイテム類を預かりますので 渡してください。
- 兵士「ではこちらから、参加武具店より預かった武具をお渡しします。大会戦闘中に使用可能なアイテムに関しましては戦闘直前にお渡ししますので、その時に詳しい説明を聞いてください。では、大会開始直前まで、控室でおくつろぎください。
- クロード「分かりました。
ディアス現る。
- レナ(!)
- ディアス「すまないが、まだ俺の武具は届いていないのか?
- クロード(!)
- 兵士(!)「ああ、ディアス・フラックさんですね? すみません、武具店の方から来ていないもので…。
- ディアス「まだ受付は間に合うのか?
- 兵士「ディアスさんの場合は特例という事で、試合直前までしめきりを延ばしてあります。もしよろしかったら、武具店の方に確認に行っていただけませんか?
- ディアス「言われなくてもそのつもりだ。
- レナ「ディアス!
- ディアス「…、レナか。何の用だ?
- レナ「おじいさんの武器が…。ギャムジーさんの武器が届いてないの?
- ディアス「今のお前には関係のない事だ。
- レナ(首を振って)「関係なくはないわ! あなたにおじいさんの武器を紹介したのは私じゃない!
クロード、レナに迫り寄る。
- レナ(!)
- クロード「レナ、ディアスに武器を紹介したって、一体…。
- レナ「…。
- ディアス「大した事じゃない。偶然紹介する形になっただけだ。変なヤキモチは妬くな。
- クロード「なっ…。
- ディアス「必要以上に心配はするな。これは俺の問題だ。
ディアス、立ち去る。
- レナ「ごめんなさい、私ちょっとディアスの所に行って来るわ。
- クロード「レナ?!
- レナ「だってこのままじゃ、ディアスは大会に参加できなくなっちゃうのよ? クロードとだって戦えないじゃない!
- クロード(後ろを向いて)「…。ディアスの方が大切なら、行っちゃえばいいさ。
- レナ「クロード、何よ、その言い方…。
- クロード「ディアスには武器だって紹介したんだろう? 優勝してほしいのはどっちなんだよ!
- レナ「クロード、どうして…、どうしてそんな事、言うの?
- クロード「レナのせいだろ。
レナ、飛び出す。
ディアスを追うレナ
- レナ「待って、ディアス!
- ディアス「まったく、お前は仲間に誤解されるような事ばかり起こしているな。
- レナ「そんな事言ったって…。
- ディアス「まあ、来てしまったものはしょうがない。俺も時間がないんだ。早目にギャムジーじいさんを見つけてくれ。
- レナ「どうすればいいの?
- ディアス(レナの方を向いて)「とにかく町に出るんだ。じいさんの家に行ってみよう!
鍛冶屋
スフィア、途方にくれる。
- レナ・ディアス「スフィア!
- スフィア(汗)「レナ…お姉ちゃん、ディアス…お兄ちゃん?
- ディアス「スフィア、何があった、話してみろ!
- スフィア(汗)「あ…おじいちゃんが…。
- レナ「ダメよディアス、そんな乱暴な聞き方じゃ。
- レナ(スフィアに近附いて)「スフィア、私たちはギャムジーさんを助けに来たの。ギャムジーさんはどこ?
- スフィア「おじいちゃんと、お城に行こうとしたの…。そしたら男の人たちが、おじいちゃんの剣を取り上げて…。
- ディアス(!)「まさかじいさん、その男どもに突っ込んで行ったんじゃないだろうな。
- スフィア「おじいちゃん、後を追いかけていったけど、あとはどうなったかわかんない…。
- ディアス「まったく、世話を焼かせるじいさんだ。
- レナ「スフィア、ギャムジーさんたちがどこに行ったか見当は付かないの?
- スフィア(汗)「わかんないよ…。
- ディアス「大会に出場する戦士ならば、まだ町の中にいるはずだ…。
- ディアス(…)「会場にはいなかった。複数でじいさんから剣を奪い、軽く祝杯でもあげているといった所かな。
- レナ(振り向いて)「じゃあ…。
- ディアス「レナ、きっと酒場だ!
酒場の入り口
- レナ(!)
- 戦士「何だ? お前ら。
- ディアス「祝杯をあげていた所残念だが、剣を返してもらおうか。
- 戦士達(!)「な、何のことだ? 知らねえなあ。
- ディアス「知らないでは済まされないな。腰に下げている剣は何だ?
- 戦士(!)「ちっ、そこまでバレているならしょうがない。さっそく、この剣の切れ味を試すとしようか!
戦闘終了。シャープネスを取り戻した。
- レナ(?)「だけど、どうしてあの人たち…。
- ディアス「見忘れたか? 俺がレナと会った夜に、スフィアにからんでいた連中だ。
- レナ(!)「あっ! (昨日のいざこざを思い出す)
- レナ「だってあの時、大会で決着をつけようって…。
- ディアス(…)「どこかで俺の名前を聞いたか、じいさんの昔の名声を聞きつけたんだろう。大会じゃ勝てないと踏んだんだな。
- レナ(後ろ向いて)「そんなの、本当のやり方じゃないじゃない…。
- ディアス「そういうやつもいれば、いつでも真正面から戦おうとするバカなやつもいる。
- レナ(振り向いて)「それって、誰の事?
- ディアス(後ろ向いて)「さあな。
- ディアス「とにかく急がないと、大会に遅れる。
- レナ(?)「ギャムジーさんはどこにいるのかしら?
- ディアス「さすがにじいさんをヒドイ目にあわせる事まではしてないだろうが、少し心配だな…。
酒場の中
- レナ(!)「ギャムジーさん! 酒場にいたの?!
- ギャムジー「おお、レナにディアスか。すまんのう、ディアス。剣をバカなやつらに取られてしまったよ。
- ディアス(!)「それなら心配無用だ。すでに剣は取り返してある。
- ギャムジー(!)「なに、それは本当か!
- ディアス「何かあったら俺がカタを付ける。じいさんにはスフィアがいるんだ。孫を泣かせるな。
- ギャムジー「…すまない。
- レナ「ディアス、それじゃまるで、あなたには誰も泣いてくれる人がいないみたいだわ。
- ディアス「俺のために泣いてくれるやつなんて、誰がいるっていうんだ?
- レナ「私がいるわよ。
- ディアス「…。俺たちは会場に急がなければならない。じいさんはスフィアを連れてから来い。
- ディアス(…)
闘技場に戻る
- ディアス「遅くなってすまない。ディアス・フラックだ。まだ登録は受け付けているのか?
- 兵士「ディアスさんですか? では、武具が見つかったんですね?
- ディアス「この通り、剣だ。刃にギャムジーの匠も刻んである。
- 兵士(!)「登録武具店のものと一致します。ディアス選手の出場試合はすぐにも始まりますので、急いで闘技場の方へ行ってください。
- ディアス「分かった。
ディアス、闘技場に向かう。
- ディアス「遅くなったが、礼を言っておく。いっしょに探してくれてありがとう、レナ…。
- レナ「ディアス…。
闘技場観客席にて; クロード一回戦勝利
- クロード「レナ、やっと帰ってきたんだ…。
- レナ「ごめんなさい、ただいま…。(真ん中の席に移動する)
- クロード(レナに向かって)「レナ、僕、一回戦勝ったんだ…。
- レナ(クロードを向いて)「そうだったの…。
- クロード「レナが出ていって、すぐの第一試合だったから、見られなくってもしょうがなかったけどね…。
- レナ「そうだったの…。(正面を向いて)なんだ。第一試合だって知っていたら、見てから行ったのにな…。
- クロード(…)「レナ、君は僕の事を怒って…。
歓声が沸く。
戦闘終了。
- レナ(俯いて)「よかった…・ギリギリ間に合ったわ…。
- クロード(レナを向いて・…)「あのさあレナ、一体ディアスはどうしたんだい?
- レナ(!・クロードを向いて)「そんな、大した事じゃないのよ。ディアスを出場させないようにって、武器をワザとかくしていた人たちがいたってだけで…。
- クロード(…)「君が武器を紹介したっていう…ことも?
- レナ(!)「あれも本当に偶然だったのよ。まだ登録が決まってなかったら、クロードに話そうかと思ってたんだから。
- クロード(正面を向いて)「そっか。
- レナ(頷いて)「今はあまり話す時間がないわね。変な風にしゃべっちゃいそうだわ。大会が終ったら、ちゃんと話すからね。
- クロード(レナを向いて)「じゃあ、早めに相手を倒して、優勝しないとな。
- 兵士(!)「すみません、クロード選手ですか? 二回戦が始まりますので、控え室の方にお戻りください。
- クロード(!・レナと共に兵士に向かって)「はっ…はいっ。
クロード、進み出る。
- レナ「あの…負けないでね。見てるから。
- クロード(頷いて)「ああ。
クロード、控え室へ。
- レナ(?)「ギャムジーさん、ディアスの試合を見に来れたのかしら…。(正面を向いて・!)あれっ! 正面にいるのはギャムジーさんじゃないかしら?
闘技場から外に出ようとする
- レナ「外に出ている場合ではないわ。観客席で試合を見ないと。
反対側の観客席
- ギャムジー「おお、レナさんか!
- レナ「ギャムジーさん、だいじょうぶですか?
- ギャムジー「わしの剣が戦っておるんじゃ、見に来ないやつがあるか!
- レナ(…)「ディアスを信じてあげてください。私は別の人を応援しなきゃならないから…。
- ギャムジー(!)「そうか、ならばわしがお前さんの分まで応援しよう…。
- レナ「ありがとう、ギャムジーさん。
二回戦・クロードの戦い
戦闘終了。
第二回戦・ディアス戦
- レナ「クロードとディアスが戦う事になったら、私はどっちを応援すればいいんだろう…。
- 男「すげえよ! あのクロードってやつ! 絶対優勝まちがいなしだぜ!
- レナ(!)
- 女「あら、そうかしら。私はディアス様もいいセンいってると思うけど♪(!)あっ! ディアス様!
レナ、観客席に進む。
戦闘終了。
- レナ(俯いて)「やっぱり強いわ、ディアス。会う度に強さが増している…。このまま決勝に勝ち残ったら、クロードとディアスが戦う…?
- レナ(俯いて)「そうしたら、私はどっちを応援すればいいんだろう…。(首を振って)「わからない、でも…。私はクロードに『見ている』って言ったんだもの。最後まで見ているわ…。
クロード、決勝進出
「しかし、困惑するレナをよそに、クロードは準決勝も勝ち進んだ。」
戦闘終了。
- レナ(俯いて)「どうしよう、ドキドキするより、不安ばかり大きくなってきちゃう…。(…)
クロード、戻って来る。
- レナ(!・クロードを向いて)「ずっと見てたわ、本当に決勝戦まで勝ち進んできたのね。
- クロード(レナを向いて)「僕も、何だか信じられないよ。
- レナ「だって、クロード ずっとがんばってきたんだもん。それだけ強くなっていたのよ…。
- クロード(…、レナに向かって)「一つ聞きたい事があるんだけど。
- レナ(?)「なに?
- クロード「ディアスは、まだ勝ち残って…。
ディアス戦始まる。戦闘終了。
- クロード「勝ち残っていたんだ…、ディアス。
- レナ(クロードを向いて)「ディアスは強いわ。残らない方がおかしいと思うもの。
- クロード(レナを向いて)「僕が見ていても、彼はすごく強いって分かるよ。
- レナ(!)「クロード、もしかして、勝てないって思っちゃったの?
- クロード「そうじゃないよ。あんなに強い人だからこそ、僕は全力を出して戦いたい、そう思ったんだ。
- レナ(!)「うん、そうだね、クロード…。
決勝戦へ
- 兵士(!)「すみません、お待たせしました。決勝戦が始まりますので、控え室の方にいらしてください。
- クロード(レナと共に兵士に向かって)「分かりました。
クロード、進み出る。
クロード、振り返る。
戦闘終了・クロード敗北
レナ、控え室に向かう。
控え室
- レナ「クロード!
- クロード(起き上がって・!)「あ…。決勝戦は、大会はどうなったんだ?
- レナ「…、終わっちゃったわ…。
- クロード(?)「終わっちゃったって、僕は? …。
- レナ「もう少しだったんだけど、負けちゃったの。
- クロード(…)「そうだったんだ…、自分が負けた記憶もないのか。
ディアス現る。
- クロード(!)「ディアス!
- ディアス「お前に名前を呼び捨てにされる覚えもないが、まあいいだろう。
- クロード「何の用だよ。
- ディアス(進み出て)「一応礼を言っておこうと思ってな。
- クロード(!)「礼?
- ディアス「お前は期待以上だった。本気を出したのは久しぶりだ。
- クロード「…僕が?
- ディアス(後ろを向いて)「だからと言って図に乗るな。褒めたわけじゃない。
- クロード「なっ!
- ディアス(レナに向かって)「レナも甘やかすな。こいつは突き放すくらいで丁度いいからな。
- レナ「どういう事よ、ディアス!
- ディアス(後ろを向いて)「俺はもう行くぞ。話はそれだけだからな。
- クロード(進み出て)「ディアス!
- ディアス「なんだ?
- クロード(…)「また会えるか?
- ディアス「時が来れば、会えるだろう。
ディアス去る。
- クロード(!)「そろそろ行こうか。
- レナ(クロードに向かって)「だいじょうぶなの?
- クロード(レナを向いて?)「だいぶ眠っていたのかな? やけに体が軽いけど。
- レナ(後ろを向いて)「それは…、私がずっと呪紋をかけていたからだと…思う。
- クロード「そうなの?
- レナ(クロードを向いて)「うん…。
- クロード「ありがとう…。じゃあ、その分もがんばって、調査の続きを始めないとな!
- レナ(!)「今度はリンガに行って、古文書の解読を依頼しに行かないといけないわね。
- クロード「よし、目指すはリンガだ!
- レナ(…)「その前に準優勝の賞品をもらいに行きましょうよ。
- クロード(!)「えっ、準優勝でももらえるの?
- レナ(汗)「クロード~。
- クロード「いやぁ。
武具大会が終わって
武具店(スレイヤーにて)
- エッダ「まあ、ようやくお目覚めって所かしら。賞金も賞品も用意してあるわよ。
- クロード(汗)「すみません。ごめいわくおかけして。
- エッダ(ハート)「あーら、いいのよ。フレッシュな汗と血を堪能させてもらって、幸せだったわ♪
鍛冶屋
- レナ「ギャムジーさん!
- スフィア「レナお姉ちゃん!
- ギャムジー(振り返って・!)「おおっ、レナ嬢ちゃんか!
- クロード(レナを向いて)「レナ…。この人たちは、一体?
- レナ(クロードを向いて)「武具大会で、ディアスが使っていた剣を作った人よ。
- クロード「ディアスの?
- ギャムジー(!)「おや、あんた、武具大会に出ていた人だね?
- クロード(レナと共に正面を向いて)「はい。
- レナ「ギャムジーさん、クロードはディアスと決勝戦を戦っていたんですよ。
- ギャムジー「ああ、見とったよ。もう一歩じゃった。惜しかったのう。
- クロード(汗)「そんな、僕は…。
- ギャムジー「ディアスもお前さんの腕を褒めとったぞ。これからが楽しみじゃと。
- クロード「え…僕を…?
- ギャムジー(!)「もしお前さんに会うようじゃったら、これを渡してくれと言われておってな。
- クロード(!)「これは…。
- ギャムジー「わしが作っておった、もう1本の剣じゃよ。お前さんに合うだろうと言っておった。
- クロード「ディアスが…。
- ギャムジー「直接言うのが照れ臭いやつなんじゃよ、あやつは。
- クロード(後ろ向いて、俯いて)「僕を、ライバルだと認めてくれているのか…?
シャープエッジを手に入れた
外に出る
- レナ「もう一回確認しましょう。これから私たちは、リンガに向けて出発するのね?
- クロード「ああ。目的は古文書の解読依頼だ。
- レナ(!)「うまくいけば、ソーサリーグローブの事も分かるかもしれないわね。
- クロード「そうだな。たしかリンガの場所は、ラクールからほぼ南の方角だったはず。
- レナ「じゃあ、出発しましょう!
リンガの町
ロボットを追いかける少女
- レナ「ここがリンガの町だわ。
- プリシス「まっ、まて~~!
- クロード(!)
- レナ(?)
少女がラジコンを追いかけている。
- 女性「きゃっ、なに!
- 女性「なんなの、いったい。
- プリシス(汗)「わっ、わっ。う~わ~っ!
- プリシス「まてっ、まてったら!
- プリシス「うっひゃ~。うわ~っ。
ラジコン、逃げる。
- レナ(汗)「何なの、今の?
- クロード(!・レナを向いて)「何で、こんなとこに機械が!
- レナ(?)「キカイ??
クロード、走っていく。
レナ、後を追う。
プリシスとの出会い
- プリシス(ぐちゃ)「あっちゃ~、しっぱいしっぱい。ま~た、おやじにバカにされちゃうよぉ。
- クロード(進み出て)「大丈夫かい、君?
- プリシス(!・二人の方を向く)
- レナ「ケガはない?
- プリシス(!・後ろを向く・赤)「えっ、あ…。
- プリシス(振り返る・汗)「あ、あははははは。だいじょうぶ、だいじょうぶ。あたしにとっちゃ、こんなの日常茶飯事(ちゃめしごと)だからさ。
- クロード「それを言うなら、『にちじょうさはんじ』なんだけど、でもまあ、無事でよかった。
- プリシス(!・進み出て)「あっ、そだ。あのさ、無人くん どこいったか知らない?
- レナ(?)「ムジン…くん…???
- プリシス(レナを向いて)「そ。あたしのちょっと前を走ってったじゃん。
- クロード(!)「ああ、あのラジコンのことかい?
- レナ(後ろを向いて)「あっちに、行っちゃったわよ。
- プリシス(ぐちゃ)「やっば~。急いで追わないと。
プリシスが走り抜けようとする。
- クロード「ちょ、ちょっと待って。
- プリシス(!・振り返って)「心配してくれてありがと。ほんじゃ、ば~いば~い。
走って行ってしまう。
- レナ(クロードに向かって・汗)「…ホントに、何だったのかしら。
キース・クラスナの家
武具大会開始前の場合
- 助手「何ですか、あなた方は?
- レナ(進み出て)「すみません、私たちは言語学者を探してリンガに来た者ですが…。
- 助手「キース先生にお会いになりたいと?
- レナ「はい。
- 助手「あーあー、ダメですダメです、先生は休暇を取られて、武具大会をご見学に行ってらっしゃいますからね。
- レナ(?)「武具大会?
- 助手「知らないんですか? ラクールで開かれる武具大会ですよ。それが終わるまで、こちらにもどっては来ませんね。またその時にでも、いらしてください。
- レナ(…)「そうですか…。
- 助手「そういうことですので。
レナ達、追い出される。