一人で倒せ!!ボスキャラ!!

アドベンチャーRPG(?)での醍醐味はやはり「ボスを倒すこと」に尽きるでしょう。ただしドラクエやFFの場合、キャラクターの取り得る最大H.P.が受けるダメージより充分小さいことも多いため、何とかすれば一人でボスモンスターを倒してしまうことも可能なわけです。

しかしサガ系ではキャラクターの最大H.P.は999と決められているため、いかなる方法を持ってしても大ダメージで即死、なんてことは充分こちらが強い状態でもざらにあるわけです。

というわけで、私が現在手掛けている「ロマンシングサガ2」で一人プレーがどこまで可能かを、ボス打倒と言う立場から探ってみました。

一人プレイの心得(未完成)

一人プレイでは、通常の多人数プレイではそれほど問題にならなかったことが、深刻な問題になることがある。どのような進め方が適当かを探ってみよう。

レアアイテムは惜しみなく使える

このゲームには一つしなかい武具も存在する。しかし一人で行動する際には数は問題にはならない。一つで充分である。また、ドラクエのように「持てる道具数の制限」がないので、選択の自由度が大きいことも利点である。

また、敵からしか貰えないアイテムも、5人分揃えるのは大変だが、一つだけならば何とかなる可能性は高い。とりわけワンダーバングルは一人旅には欠かせないので、苦労してでも早いうちに取ってしまおう。一つで良いのだから。

陣形は無意味

陣形は5人でなければ使えない。逆に言えば、苦労して陣形集めをする必要はない、ということ。しかし、陣形効果による能力アップが望めないことは言うまでもない。

武器は良く選ぶこと

攻撃は一人に集中するので、両手武器の使用は出来るだけ避けるべきである。汎用性があり、攻撃力が高い通常剣か斧が最適であろう。

術アップは大変

たいていの術は両手がふさがってしまうため、楯が使えない。ただし土術「足がらめ」だけは例外なので、効率良く使ってレベルを上げよう。

ただし術以外の手段を用いると、技術点が分散してしまう。術だけで倒せない場合は、強力な武器や技も必須であろう。

意外な技・術が致命的となる

ワンダーバングルや強力な防具などがあれば、直接攻撃は取るに足らないものとなる(例えばヘルビーストやヴリトラは、ほとんど無傷で勝てる)。

最も恐いのは、麻痺やスタンといった「足止め」攻撃である。サポート役がいないので、動けないうちに袋叩きにあってしまう。特にスタン攻撃はこれといった防御策がないので手を焼くであろう。また、体力吸収などの無属性攻撃なども、対策が打てないので脅威ではある。

つまり一人旅では、強力なトリプルヒットや真空斬りなどよりも、ぺインやサイクロンスクイーズの連続攻撃の方がよっぽど脅威なのである。

再生に注意

多人数プレイでは1ターン当たりのダメージが大きいため、敵が少しくらい再生(HP回復)したところで大した障害にはならない。

しかし一人の場合は、攻撃も回復も防御もすべて自前で行わなければならない。回復などにうつつを抜かしているうちに、今まで与えたダメージがすべて回復してしまうこともあり得るのだ。

七英雄の倒し方

クジンシー以外はすべて後半型を考える。

クジンシー(第1形態)

 はっきり言って「最初の壁」。なぎ払いは見切れば良いが、一番恐いのは「サクション」。これは防ぎようが無いので、極力してこないように祈るしか無い。もちろん生命の水などを使うと言う手もあるが。

 後半「腕を上げたな。...」となった時点で再生能力が発動する。140ほど毎ターン回復するので、それを上回る攻撃が必要。しかし技ポイント切れにも注意する必要あり。

 序盤でも短冊斬りは何とかひらめけるので、前半は通常攻撃や二段斬りでしのぎ、後半で大技を連発すればよいだろう。

クジンシー(第2形態)

装備はワンダーバングル・ヒドラスーツ・魔石の指輪を。ソウルスティールの見切り技を忘れずに。最終戦でなければ、死神のカマと踏みつけ見切り技もあれば完璧。

最初のゾンビ軍団3連発だが、以下のような感じである。

問題の本人だが、最も危険な技は「ライフスティール」である。多人数プレイではあまり問題にならないが、一人の場合はすべて攻撃が集中するため、あっと言う間にLPが無くなる可能性もある。1ターンで連続で放つ場合もあり、侮れない。それに比べれば、他の攻撃はカスみたいなものである。

戦闘を長引かせず、大技連発で倒してしまおう。直接攻撃は少ないので、クリムゾンフレアを撃っても良いであろう。

ボクオーン

 戦う前にこちらを充分強くする必要がある。最低でも剣術を防ぐワンダーバングル、落月破斬を防ぐ金剛盾、ふみつけ見切り、霧隠れ及び回復術は用意すべし。回復術は月光が望ましいかも(敵の再生を止めることが出来るため)。

 対戦の第1ターンで霧隠れを唱える。大抵は1ターン目で水鳥剣を使うので、装備さえ整えておけばしのげるはず。隠れているうちに回復し、金剛力と金剛盾を使用する。攻撃して姿を表しておく。

 あと注意すべきは「マリオネット」である。この技はソーモンの指輪でも防げないので、素早いキャラを使うか、じっと防御して敵の技ポイントを削るしかない。逆に言えば、これさえ何とかなれば、あとは攻撃の連発で何とかなってしまうはずであある。

ワグナス

 主だった攻撃は「ファイアーストーム」「プリズムライト」「サイコバインド」であるため、これらを防ぐ手段が必要である。

 プリズムライトはソーモンの指輪か魔石の指輪で防ぐ。サイコバインドはワンダーバングルでも防げるが、状態防御の高い防具を装備すればダメージを0にすることができる。ちなみに、ダメージが0ならば麻痺させられる確率は非常に低くなるようである。

 問題はファイアーストームである。ダメージが大きいので手こずる。しかし、サラマンダーを使用するか、セルフバーニングをしておけば問題はないであろう(炎の壁は不可)。

ダンターグ

 戦いようによっては最弱の七英雄である。槍技及びぶちかましを防ぐワンダーバングル、プラズマスラストを防ぐ宵闇のローブ(竜鱗の鎧も可)とラバーソウルを装備し、地裂撃見切り、グランドスラム見切り、踏みつけ見切りがあれば、敵の攻撃はほぼ100%防げる。

 あとは強力な技を連発すればOK。私は第4形態をノーダメージで倒すことが出来た。

ノエル

 後半型は剣術のみなので、ワンダーバングルさえあればほぼ確実に防げる。あの月影さえもノーダメージでスかせる。ただし音速剣はたまに防げないことがあるので、金剛盾や回復術も持って行けばよいだろう。

 あとは再生と技ポイント切れに注意すれば何とか勝てるだろう。

ロックブーケ

 戦う条件によってははっきりって最強である。テンプテーションなど大したことはない。一番恐いのは「体力吸収」と「召雷」である。クジンシーの項でも述べたが、体力吸収の術は全く防ぐ手段がない(ダメージを軽減する手段さえもない!)。

 召雷に至っては、何も考えずに臨むと1000以上は軽く食らってしまう。しかもファイアーストームのような無効化する手段もない。通常稲妻防御に最強と考えられる「宵闇のローブ」「ラバーソウル」「魔石の指輪」の組み合わせでさえも700前後のダメージを受けてしまう。1ターンで1回しか攻撃しないのは幸いだが、連続して召雷を食らったらアウトである。

 絶対的な必勝方法はない。素早いキャラクターを用意してエリクサーで回復しながら攻撃するしかない。素早さが遅いキャラの場合は、召雷が単体攻撃であることを利用し、攻撃→(召雷または体力吸収食らう)→霧隠れ、エリクサー、攻撃→の繰り返しを行う。連続で召雷などを食らったらあきらめる。

 最強は意外なところにいるものである。

スービエ

 ロックブーケと同じく絶対的な防御手段は存在しないが、ダメージが比較的少ない分まだ救いようがある。注意すべき攻撃は「巻き付き」「メイルシュトローム」「電撃」であろう。巻き付きはワンダーバングルでは防ぎ切れないので金剛盾と併用する。あとの2者に関しては、冷気耐性のあるネレイドに稲妻防御最強の装備をさせれば良い。ただし物理攻撃対策のため、防具のどれか一つはワンダーバングルにすること。

 以上の方法でも100%勝てるわけではないが(特に巻き付きは痛い)、ロックブーケに比べればまだ勝てる相手であろう。